

これまでdocomoとソフトバンクを比較してきたけど、auはどうなの?

じゃあ、今日はauとmineoを比較するわね
3大キャリアの一角、他とは違う「au」。
携帯電話が普及しはじめたころから「cdmaOne」という通信性能に重きを置いていることをプッシュしたり、au3G回線の始まりである「WIN」シリーズでも早々と定額プランを出したりしたのがauです。
昔は「セルラー」という名前でしたね。
ちなみにmineoが最初にMVNOとして取り扱いをはじめたのも、au回線でした。
通信方式も、docomoやソフトバンクとは異なる方式を利用するという、「独自路線」を特徴とするau。
さて、そんなauとmineoを比較しながら、上手にmineoを使うためのおトクなプランを考えていきましょう。
なお、他のキャリアとの比較については以下の関連記事をご覧ください。
auが提供するプランの特徴
現在auが提供しているプランは3つになります。
データMAX 4G LTE | データMAX 4G LTE Netflixパック | ピタットプラン 4G LTE |
月7,480円 | 月8,480円 | 月2,980円~5,980円(変動制) |
2年契約(途中解約時契約解除料1,000円)
データ容量:使い放題※テザリング、データシェア、世界データ定額利用時は最大30GB データ使用量が月2GB以下の場合、自動で1,480円引 通話定額2:+1,800円 通話定額ライト2(5分通話無料):+800円 |
2年契約(途中解約時契約解除料1,000円)
データ容量:使い放題※テザリング、データシェア、世界データ定額利用時は最大60GB データ使用量が月2GB以下の場合、自動で1,480円引 Netflix(ベーシックプラン)込み 通話定額2:+1,800円 通話定額ライト2(5分通話無料):+800円 |
2年契約(途中解約時契約解除料1,000円)
データ容量:1GB~7GB 通話定額オプション:+1,800円 準定額オプション(5分通話無料):+800円 |
auの場合3プランですね。Netflixパックはある意味データMAXプランですので、実質2プランです。
さて、少しこれらのプランについてご説明します。
「データMAX 4G LTE」とは?
「データMAX 4G LTE」プランというのは、月々のデータ使用を使い放題にするというプランです。※大量のデータ通信または長時間接続を伴うサービスを利用した場合、通信速度は制限されます。
docomoさんと同じく2年契約だと割引が発生し、月々7,480円で利用できます。
定期契約の途中での解約は1,000円の契約解除料が発生します。
昔は1万円近く取られていたところからすると、明らかに安くなっていますね。
さて、データ使い放題というのは、他のキャリアとは異なる思い切った策でしょう。
ただし、データシェアやテザリング、世界データ定額使用時は30GBが上限となっています。
使い切ると、この3つを使用する際には最大128kbpsに通信速度が制限されます。
つまりは、スマートフォンでの通信には影響ないと言うことでしょう。素晴らしい。
スマートフォンだけでデータ通信をする方にとっては非常にありがたいものではないでしょうか。
そしてさらに特徴と言えるのは、「通信が月2GB以下の場合に自動で1,480円割引」という部分でしょう。
※Netflixパックについて
有名な動画ストリーミングサイト「Netflix」のスタンダードプランを含んだプランです。
Netflixの別契約を必要とせず、金額もプラン込みなのでおトクというメリットがあります。
動画をよく観たいという方であれば良いと思います。
なお、Netflixパックの場合、テザリングなど使用した際のデータ容量制限が60GBと、通常のデータMAXプランの倍になります。
「ピタットプラン 4G LTE」とは?
「データMAX 4G LTE」に対して「ピタットプラン 4G LTE」というのは、1GBを規準にして、使用するデータ量に応じて金額が変わるというシステムです。
これも2年契約などの縛りはなし。
5GBを超えると、最大128kbpsという……鈍速になります。流石にこのスピードでは普通にネットするにはきついです。
どのような金額変動をするかは、以下に公式サイトから図を拝借しておりますのでご覧ください。
「ピタットプラン 4G LTE」の料金について
この図の金額ですが、「家族割プラス(3人加入)」適用時の料金ですので、固定回線を引かない場合は、2,980円~5,980円と値段が上がります。
ソフトバンクと異なり、1GB、4GB、7GBで変わりますので、3GBずつというのは割と適度な間隔かも。
さて、auのプランはこうまとめられます。
- 値段が高くても動画を沢山、いつでも見る方は「データMAX 4G LTE」
- 値段を抑えて少ししか使わないなら「ピタットプラン 4G LTE」
mineoとauどっちがいい?
上でご紹介したように、auのプランは値段が高いのが事実です。
当然回線の安定性や、データ使い放題というのは魅力であり、「お客様満足度」を重視するauらしいプランなのは事実です。
さて、ここからはmineoの得意な点、苦手な点をご紹介しましょう。
mineoのメリット・得意な点
- 少容量プランがあるため、普段あまりデータを使わない人にありがたい
- 金額がmineo内で一番安い(特に20GBまでのプラン)
- auの機種を使っていた場合でも、機種をそのままで乗り換えできる
大きなメリットはこの3つでしょう。では、それぞれについてご説明いたします。
mineoの少容量プランについて
私のように固定回線を引いておられる方にとっては、スマートフォンでの頻繁なネットというのはなじみが少ないでしょう。
やはり通勤や昼休み程度で使うくらいで、月々精々2GB使えば多く、酷いときは1GBも使わない事が多いのではないでしょうか。そういう方にとって、キャリアのプランというのは少し使い辛い。
auのピタットプラン 4G LTEは、データ容量に応じて3ステップで分けていますが、それでも高いのは事実。
ですが、mineoは一番少ない容量として「500MB」が準備されていますし、3GBや6GBのプランもあります。
mineoの金額について
auの「ピタットプラン 4G LTE」の場合、7GB使用した場合は「5,980円」というかなりのお値段となっています。
これはdocomoの変動型プランと同じくらいでしょうか。
しかし何度目かのセリフですが、mineoの場合、非常に安いのです。まあ、それが売りですから。
少し以下にauの「ピタットプラン 4G LTE」と、mineoの6GBまでのプランで金額を比較しましょう。
いかがでしょうか。3GBや6GBの辺りは倍の差があります。
もちろん、mineoが提供するプランと、auの「ピタットプラン 4G LTE」のステップは異なりますが、1人で契約するにはmineoはかなりおトクです。
この結果からすると、mineoでコスパが良いのが、「3GB」と「6GB」のプランでしょう。
mineoのデメリット・苦手な点
- 回線が混み合うと、データ容量以内でもスピードが落ちる
- 大容量プランの場合は、あまりauと金額差がなくなる
MVNOである以上、どうしても苦手とする分野があります。
それは「速度」と「大容量プラン」です。少しご説明しましょう。
回線が混み合う時が苦手
docomoやソフトバンクとの比較記事でも述べていますが、MVNOは回線をキャリアから間借りしている状態。
こればかりは回線が違おうが、仕方がない部分でしょう。docomoだろうと、auであろうと、ソフトバンクだろうと。
そうなると、昼休みや帰りのラッシュ、あるいは夕食時のようなインターネットに繋ぐ人が増える時間帯になると明らかに低速になります。
いわゆる回線が渋滞する訳です。
そのため、外でずっとスマートフォンを使ったり、昼休みに動画を見る方はかなりキツいのではないかと思います……が。
そう、「ですが」なのです。
実は筆者がこれまで使ってきた中でau回線のAプランで、そこまで使い辛いほどに制限された記憶はありません。
これは使用者の割合や回線特徴とも言えるのでしょうが、多くのMVNOがdocomo回線を使用するのに対して、au回線を使用するMVNOは少数派。
そのため混雑の可能性が低いのでしょう。
※「MVNO」については以下の記事をご覧ください。
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大容量プランの値段はそれなり
大容量プランである30GBについて、「データMAX 4G LTE」と比較してみましょう。
mineoAプラン 30GB | データMAX 4G LTE(使い放題) | |
金額 | 6,510円 | 7,480円 |
詳細 | 容量を使い切った場合は最大200kbpsで通信可能(目安:25KB/秒でダウンロード可能) | テザリング時などを除き、データ使い放題※大容量通信では制限の可能性あり |
こう見ると、金額差は970円。野口さん一枚分ですか……高いような安いような。
片やデータ無制限ですから、ちょっと分が悪いでしょうか。
こうなると、少し金額を頑張れば、auの「データMAX 4G LTE」の方がよさげに感じてしまう……かもしれません。
つまり、大容量プランで比べてしまうと、mineoの「安い」というメリットが目立たなくなる、ということになります。
まとめ
やはり大容量プランで比べてしまうと、docomoとの比較でもお伝えしましたが、mineoではなくauに軍配が上がりそうな具合です。
断言できないのは、やはりAプランが安いというところにあるのでしょうか。
しかし、少ない容量で使用される前提であれば、間違いなくmineoに軍配が上がります。
特にmineoの「3GB」と「6GB」のコスパは非常に良いので、ランキングとしても人気であります。
ぜひ、参考いただいておトクに選んでいただけたら、嬉しく思います。