

本当のところ、mineoっておトクなの?

あら、どうしたのいきなり?

だってさ、最近docomoとか「ギガホ」とかやってるし……どこまでお得なのか分かりづらいんだよ

じゃあ、実際に比較してみましょうか?
3大キャリアの筆頭とも言える「docomo」。
元は国営企業ですから、底力もインフラ整備もかなりの勢いで整えてきました。
「海の上でも、山の中でも繋がるdocomo」とネタにされるほどです。
さて、そんなdocomoとmineoを比較しながら、上手にmineoを使うためのおトクなプランを考えていきましょう。
なお、他の2キャリアについては以下の記事をご覧ください。
docomoが提供するプランの特徴
現在docomoが提供しているプランは2つになります。
ギガホ | ギガライト |
月6,980円(2年契約) | 月2,980円~5,980円(変動制/2年契約) |
データ容量:30GB
家族間通話無料 電話かけ放題オプション:+1,700円 5分通話無料オプション:+700円 |
データ容量:1GB~7GB
家族間通話無料 電話かけ放題オプション:+1,700円 5分通話無料オプション:+700円 |
昔はもっと色々なプランがありましたが、今ではこの2つです。
ある意味簡素化されて楽なような、選びようがないような……
さて、少しこの2つのプランについてご説明します。
「ギガホ」とは?
ギガホというのは、月々30GBを高速通信の上限としつつ、それを超えても1Mbpsというそこそこのスピードで通信を行う事ができるプランです。
2年契約にすると、月々6,980円で利用できます。
今はキャンペーンで、倍の「60GB」使用できるそうです。
「ギガライト」とは?
「ギガホ」に対して「ギガライト」というのは、1GBを規準にして、使用するデータ量に応じて金額が変わるというシステムです。
7GBを超えると、最大128kbpsという……鈍速になります。流石にこのスピードでは普通にネットするにはきついです。
どのような金額変動をするかは、以下に公式サイトから図を拝借しておりますのでご覧ください。
「ギガライト」の料金について
この図の金額ですが、「dカードお支払割」または「2年定期契約」、「みんなドコモ割」(3回線以上)、「ドコモ光セット割」適用後の料金です。
そのため、「2年定期契約」のみの場合は2,980円~5,980円と値段が上がります。
つまり、docomoのプランはこうまとめられます。
- 値段が高くても安定した通信速度が欲しければ「ギガホ」
- 値段を抑えて少ししか使わないなら「ギガライト」
- 5,000円は軽く超えるので、もっと安くしたいなら家族割などを使うしかない
mineoとdocomoどっちがいい?
上でご紹介したように、docomoのプランは値段が高いのが事実です。
もちろんdocomoブランドだからこそのメリットというのも存在しますが……。
実際に私が使用していて感じたmineoの得意な点、苦手な点をご紹介しましょう。
今回比較するのは、Dプラン(docomo回線)を使用した状態での比較です。
mineoのメリット・得意な点
- docomoと同じエリアが使用できるので、山間部だろうと地下鉄だろうと安定して使用できる
- 少容量プランがあるため、普段あまりデータを使わない人にありがたい
- 金額が安い(特に20GBまでのプラン)
大きなメリットはこの3つでしょう。では、それぞれについてご説明いたします。
エリアについて
mineoのDプランは、docomoと同じ回線を使用しています。
そのため、元々エリアが広いdocomoのエリアをそのまま使用することができるのです。
そのため、地下鉄だろうと山間部だろうと、どこでも繋がります。
私は会社勤めのころ、地下鉄や地下街を通っていましたが、Dプランは本当によく繋がりました。
場合によってはエレベーター内でも繋がったほどです。
mineoの少容量プランについて
私は自分の家に固定回線を引いており、そのため普段スマートフォンを使ってネットをするという感覚が乏しいです。
もちろん電車内では使っていましたが、月々精々2GB使えば多く、酷いときは1GBも使わない事が多かったです。そういう方にとって、キャリアのプランというのは少し使い辛い。
ステップを4ステップで分けていますが、1GBから2GB上がるごとに金額が変わっていくという方式なので、幅が大きく感じます。
ですが、mineoは一番少ない容量として「500MB」が準備されています。
mineoの金額について
docomoの「ギガライト」の場合、7GB使用した場合は「5,980円」というかなりのお値段となっています。
しかしmineoの場合、非常に安いのです。
少し以下にdocomoの「ギガライト」と、mineoの6GBまでのプランで金額を比較しましょう。
いかがでしょうか。7GBの辺りなんて倍近い金額差です。※mineoは10GBプランです。
もちろん、mineoが提供するプランと、docomoの「ギガライト」のステップは異なりますが、それでもどこを取ったとしてもmineoが安いのです。
この結果からすると、mineoでコスパが良いのが、「6GB」と「10GB」のプランでしょう。
さらに、mineoの方は4プラン(500MB、3GB、6GB、10GB)と分けていますので、選びやすいのも特徴です。
もう1つあげるとすれば、月ごとにプラン変更できるというメリットもあります。
mineoのデメリット・苦手な点
- 回線が混み合うと、データ容量以内でもスピードが落ちる
- 大容量プランの場合は、あまりdocomoと金額差がなくなる
MVNOである以上、どうしても苦手とする分野があります。
それは「速度」と「大容量プラン」です。少しご説明しましょう。
回線が混み合う時が苦手
これはmineoに限らず格安SIM全般に言えることですが、MVNOは回線をキャリアから間借りしている状態。
そうなると、昼休みや帰りのラッシュ、あるいは夕食時のようなインターネットに繋ぐ人が増える時間帯になると明らかに低速になります。
いわゆる回線が渋滞する訳です。
実際、私も昼休み(12時頃)に使うと明らかにスピードが下がったのを感じていました。もちろんデータ容量は十分ある状態なのに、です。
普段の半分以下くらいのスピードしか出ていないときもありましたね。
そのため、外でずっとスマートフォンを使ったり、昼休みに動画を見る方はかなりキツいのではないかと思います。
※「MVNO」については以下の記事をご覧ください。
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大容量プランの値段はそれなり
大容量プランである30GBについて、「ギガホ」と比較してみましょう。
mineoDプラン 30GB | ギガホ | |
金額 | 6,600円 | 6,980円(2年契約) |
通信容量超過時 | 容量を使い切った場合は最大200kbpsで通信可能
(目安:25KB/秒でダウンロード可能) |
容量を使い切った場合は最大1Mbpsで通信可能
(目安:125KB/秒でダウンロード可能) |
こう見ると、金額差はたったの380円。
しかも、容量オーバーした際の通信速度は約5倍の開きがあります。
こうなると、docomoの「ギガホ」の方がおトクに感じてしまう。
つまり、大容量プランで比べてしまうと、mineoの「安い」というメリットが失われてしまう、ということになります。
まとめ
意外な結果ですが、大容量プランで比べてしまうとmineoではなくdocomoに軍配が上がってしまいました。
しかし、少ない容量で使用される前提であれば、間違いなくmineoに軍配が上がります。
「6GB」と「10GB」のコスパは非常に良いものです。私も6GBプランを使用していましたし。
ぜひ、参考いただいておトクに選んでいただけたら、嬉しく思います。